製品とともに行動してこそ品質は変わる。行動することで、品質は製品の「おもてなし」になり、「究極の品質」でもてなすことができる。
子どもの頃、物事を行う前に最初によく考えなさいと言われた。急がば回れで、PDCAサイクルのように、最初のPでよく考えて計画を立てて実行するのが美徳とされた。品質活動において、それは間違いである。どんなに優れた品質向上の計画を考えたとしても実行しなければ、絵にかいた餅である。つまり品質活動は計画偏重で行動がともなわず、計画倒れになりがちである。
品質はコツコツ行動で少しずつ向上させる。品質が急に下落することはあったとしても、急に向上するのはまれである。まるで株やFXのコツコツドカン(*)である。この理由を見ていこう。
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