テストは品質を守る最後の守護者であるが、品質はテストだけで守られる訳ではない。しかしその関係は深く、テストは品質を導く水先案内人といえる。ここでは、テストが品質に対して「できること」と「できないこと」を説明したい。
テストは品質を丸裸にする。品質の全てをさらけ出し、その美点と弱点を見つける。そして美点を伸ばし、弱点をカバーすることになる。
テストはソフトウェアの欠陥がないことを完全に保証できないが、欠陥を見つけることはできる。テストを実行すると、観測事実として、期待する動作と違うという障害が見つかる。この障害を分析することで、その原因である欠陥が見つかる。これがテストの果たす本来の役割である。
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