長期利用での品質維持と改善の課題に対して「障害を予防し機能維持されているか」を問う。
これに対しては、運用中の診断や訓練が重要になってくる。リリース後の環境変化や、安全・安心を維持するため、セキュリティの脆弱性などの情報を把握しておく。このような計画を策定して実施する必要がある。これで障害を予防するのである。問答12の教訓は「障害は予防できないかもしれないが、対処するための努力は必要である」だ。
長期利用での品質維持と改善として「障害対応や改善は相手への影響の考慮と適用手順の確認をしているか」を問う。例えばアップデートなどで他システムへの影響を確認しているかである。
これに対する答は、アップデート時に接続相手や接続数を確認し、アップデート失敗のときの処理、アップデートの訓練、失敗回復のときの訓練などを考えて適用手順の確認をすることである。問答13から学ぶべきことは「アップデートには魔が潜む」である。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
豊富なホワイトペーパーの中から、製品・サービス導入の検討に役立つ技術情報や導入事例などを簡単に入手できます。