IoTの特性に着目したテスト設計として「長期安定稼働の維持方法はどうなっているのか」を問う。長期稼働には運用が重要で、そのためには運用ログやアップデートが必要になる。
この答は、テストではこのログ収集やアップデートに対するテストがされているかどうか、障害が発生したときに障害解析機能がどうなっているかをテストすることである。問答7のキモはまさに「運用のキモ」である。
IoTの特性に着目したテスト設計として「長大規模・不確定データの検証環境構築と試験効率化はどうなっているのか」を問う。
これに対する答は、テスト環境は設計段階から考え始めることである。これがIoTのオキテである。多数接続された大量のデータに対するテスト環境を整えるのは並大抵のことではない。設計段階からテストのことを考えて、テスト設計とそのテスト環境の構築準備をする必要がある。テストを後回しにすると、痛いしっぺ返しを食らうだろう。問答8から学ぶべきことは「IoTテストでも準備は早めに」である。
ソフトウェア品質向上のキモは「行動」にあり
間違いだらけの組み込み系品質管理、面倒な品質管理を楽しむコツ
ソフトウェア品質は規則やテストではなく「ヒト」が作る
上流工程の品質活動でソフトウェアの品質は向上するのか
ソフトウェア品質のためにテストが「できること」「できないこと」Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
豊富なホワイトペーパーの中から、製品・サービス導入の検討に役立つ技術情報や導入事例などを簡単に入手できます。