モノづくりのノウハウとIoTを融合させたパナソニックの現場カイゼンプロセス:TechFactory 人気記事TOP10【2018年6月版】
TechFactoryオリジナル記事コンテンツの人気ランキングTOP10。今回は、多品種少量生産拠点としての顔と、先進技術の実証実験場としての顔を併せ持つ、パナソニック佐賀工場の取り組みを紹介した記事が第1位を獲得しました。その他、ある有名な問題を取り上げた組み込みエンジニアの現場力養成ドリルや、地下足袋型トレーニングシューズの開発秘話に注目が集まりました。
TechFactory 2018年6月の人気記事ランキング
皆さん、こんにちは。TechFactory編集部です。
今回は、2018年6月1〜30日までの期間に掲載されたTechFactoryオリジナル新着記事コンテンツから、人気記事ランキングTOP10を紹介します(過去の人気記事ランキングを読む)。
6月の人気記事ランキングTOP10
2018年6月1〜30日“2つの顔”を持つ、パナソニック佐賀工場の取り組み
今回は、工場取材シリーズの第3弾「パナソニック佐賀工場は2つの顔を持つ、全長100mの生産フロアで見たスマート工場の可能性」が第1位でした。
佐賀県鳥栖市にある佐賀工場は、パナソニック コネクティッドソリューションズ(CNS)社の直轄工場に位置付けられており、現在ではCNS社を含む2カンパニー6事業17カテゴリーの生産品を取り扱っています。
佐賀工場では、ICカードリーダー/ライターや決済端末など、B2B向けシステムの一部を構成する端末(機器)をメインに生産しています。メーカーの責務として、顧客がそのシステムを使い続ける限り、端末も供給する必要があるため、自然と取り扱い製品は多品種となり、しかも年3回以下しか作らない「お久しぶり生産」と呼ばれる生産品が半分を占めているそうです。
そんな多品種少量に対応した生産拠点として機能する佐賀工場ですが、実はもう1つの顔があります。それは、IoT(Internet of Things)をはじめとした先進技術を活用する“モノづくりの実証実験場”としての顔です。
記事では「Beaconとカメラ映像、設備稼働データを組み合わせた現場の見える化」「音声入力による設備点検作業」「高速電力線通信『HD-PLC』」「人とロボットの協調」「3Dカメラを使った『ポカヨケ』」など、さまざまなカイゼンの取り組みを紹介しています。この機会にぜひご覧ください(⇒記事を読む)。
◎「スマート工場/工場IoT」関連の 事例、課題、解説 など:
» 「設備」とともに「人」も成長するスマート工場、ジェイテクトが導入事例を紹介
» スマート工場化を目指す川崎重工業が導入した高性能RFIDシステム
» スマート工場にはまだ“先”がある、そこに向けて解決すべき「課題」とは
技術者として「モンティ・ホール問題」にどう取り組むべきか?
続く第2位は、人気連載「組み込みエンジニアの現場力養成ドリル」の第5回「V世界最高のIQを持つ女性 vs 数学者軍団」でした。
毎回ドリル形式で問題と解答をお届けしている本連載。今回は、いつもの長編問題は一休みして、30年前に米国で実際に起きた「世界最高のIQを持つ女性と、数学・統計学者軍団の戦い」について紹介しています。
前者の女性とは、「世界で最も高いIQの持ち主」としてギネスブックに載ったマリリン・ボス・サヴァント(Marilyn vos Savant)さんのことです。米国の新聞、Parade紙で掲載がスタートした彼女の名物コラムでは、美貌と頭脳を兼ね備えた彼女を困らせようと、読者がありとあらゆる難解な質問や問題を送り付けるのですが、毎週マリリンは鮮やかにそれに答え、大いに人気を集めました。
今回の組み込みエンジニアの現場力養成ドリルでは、そんな(意地悪な?)読者からの問題の1つ「3つのドアと高級車」について取り上げています。果たして、マリリンの答えとは? その答えに異を唱える数学者たちの反論とは? そして、組み込みエンジニアとしてこの問題にどう取り組むべきか? (⇒記事を読む)。
◎「組み込みソフトウェア品質」関連記事 〜事例、ツール、ソリューション、課題〜 など
» ソフトウェア品質は規則やテストではなく「ヒト」が作る
» ソフトウェア品質向上のキモは「行動」にあり
» 間違いだらけの組み込み系品質管理、面倒な品質管理を楽しむコツ
» PMBOK準拠の組み込みソフト品質管理プラットフォーム
» 上流工程の品質活動でソフトウェアの品質は向上するのか
デジタルモノづくりで実現した地下足袋型トレーニングシューズ
そして、第3位にはダッソー・システムズ主催「3DEXPERIENCE Forum Japan 2018」のユーザー事例講演をまとめた記事「地下足袋メーカーが考えたトレーニングシューズ、その製品化と未来の靴づくりを支えるデジタル技術」がランクインしました。
老舗の地下足袋メーカー丸五(岡山県倉敷市)は、「地下足袋の良さをもっといろいろな人に知ってもらいたい」との思いから、地下足袋型トレーニングシューズ「hitoe(ヒトエ)」を製品化。その道のりには、新たな開発技法(製法)との出会いやデジタル化への挑戦などが欠かせなかったそうです。
シューズづくりに、ハイエンド3D CAD「CATIA」を導入した狙いとは? そして、デジタルモノづくりの推進で見えてきた今後のシューズ開発と新たな生産方式の可能性とは? ぜひ記事でご覧ください(⇒記事を読む)。
◎編集部イチ押し関連記事:
» 課題解決に役立つ「3D CAD」をどうやって評価・選定すべきか?
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» 失われつつある“設計力”を回復できる職人気質の3D CAD「Creo」
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