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安全柵の設置が不要な協働ロボット、人と同じスペースで作業可能に安川電機 MOTOMAN-HC10

安川電機は、MOTOMANシリーズの新ラインアップとして、人と共に作業が行える協働ロボット「MOTOMAN-HC10」を発売した。

» 2017年06月22日 15時00分 公開

 安川電機は2017年6月、産業用ロボット「MOTOMAN」シリーズの新ラインアップとして、人と共に作業を行える協働ロボット(Collaborative Robot)の「MOTOMAN-HC10」を発売した。安全柵なしで人と協力して作業できるため、自動車をはじめ幅広い一般産業分野のロボット活用拡大が期待される。


 従来の産業用ロボットは安全性の問題から人とロボットが同一空間で作業を行うことができず、安全柵などで空間を分けなければ使用することができなかった。しかし、2013年12月の規制緩和により、「ロボットメーカー、ユーザーが国際標準化機構(ISO)の定める産業用ロボットの規格に準じた措置を講じる」などの条件を満たせば、80W以上の産業用ロボットでも人と同じ作業スペースで、働くことが可能となった。

安川電機の協働ロボット「MOTOMAN-HC10」 安川電機の協働ロボット「MOTOMAN-HC10」

 安川電機が発売した「MOTOMAN-HC10」は、国際規格ISO10218-1に準拠していることから、安全柵の設置が不要であり、人とロボットの協働によるモノづくりを実現できる。今までロボットの導入を見送っていた現場や、ロボットの設置が困難とされていた工程などにおいてもロボットを使用した自動化が可能となる。

 安全機能として、外部からあらかじめ設定した制限値を超える力を検出すると自動で停止する「人協働モード」を備えている他、アーム同士を離すことで隙間を確保する「挟み込み防止」構造とした。

 さらに設定の簡略化も実現。プログラミングペンダントを使用した従来のティーチング方法に加えて、ロボットアームを直接手で自由に操作し任意の動作を教示できる「ダイレクトティーチング機能」を備え、頻繁にティーチングが必要となる工程でのロボット導入が容易となる。可搬質量は10kgで、ねじ締め作業や組み立て作業、小物部品の仕分け・整列・箱詰め・ピッキング、装置内・装置間搬送、検査・測定などの用途を想定している。


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