AGL
メルセデスが商用バンに車載Linux「AGL」採用、トヨタは「AGL前提」へ
メルセデスベンツが同社商用車のオンボードOS基盤として、車載Linux「AGL」の採用を明らかにした。「カムリ」でAGL搭載を先行するトヨタも、基本的にはAGLの搭載を前提とした開発を行っていく方針である。
メルセデスベンツの商用車部門(Mercedes-Benz Vans)が、同社商用車のオンボードOS基盤として車載Linux「AGL(Automotive Grade Linux)」を採用した。標準化されたオープンソースソフトウェアをOS基盤として採用することで、物流システムや宅配ロボットなどとの連携を速やかに実現する狙いだ。
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Mercedes-Benz Vansは商用車の先進コンセプト「adVANce」を2016年に発表している。このコンセプトにおいては単なる新型商用車の開発だけではなく、クラウド連携や物流システムとの連携・統合などが示唆されており、そうした先進機能を実装するための手段としてAGLが選ばれた。
オンボードシステムとIoT部門の代表であるThomas Wurdig氏は「AGLのような標準化されたOSSを使用することで、配達ロボット、データの分析・予測、自動化技術といった新たな商用自動車ユースケースを迅速に開発することができます」と述べており、OSSであることでの構築されたエコシステムやリードタイム短縮に期待を寄せている。
トヨタは基本的に「AGL前提」へ
AGLは2017年7月にフルモデルチェンジしたトヨタ「新型カムリ」の車載情報機器に採用されており、当時、The Linux FoundationのAGL担当ディレクター、Dan Cauchy氏は「トヨタがAGLベースのインフォテインメントシステムを全面導入したことで、他メーカーもこれに続くだろう」とコメントしており、メルセデスベンツの発表はこの発言を裏付けるものになった。
そのトヨタ自動車もカムリに引き続き2018年型プリウスPHVや、米国における多くのカムリ後続モデルなどにAGLを搭載しており、ある程度以上の生産規模を持つ車種についてはAGLの搭載を前提とした開発と生産を行っていく方針としている。
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