矢野経済研究所|市場動向
2025年、国内コネクテッドカー関連市場は2兆円規模に成長
矢野経済研究所は、国内外の自動車メーカー(OEM)、カーエレクトロニクス機器メーカー、クラウドベンダーなどを対象に実施した「国内コネクテッドカー関連市場」に関する調査の結果概要を発表した。
矢野経済研究所は2018年1月9日、「国内コネクテッドカー関連市場」に関する調査結果を発表した。
調査期間は、2017年5~10月。国内外の自動車メーカー(OEM)、カーエレクトロニクス機器メーカー、クラウドベンダー、電子部品ベンダー、IT/通信関連事業者、地図ベンダー、セキュリティ事業者、損害保険事業者およびコンサルタントなどを対象に調査が行われた。
コネクテッドカー市場をけん引するのは、B2Bと研究開発投資の領域
コネクテッドカー(Connected Car)の市場は、これまでトヨタ自動車の「T-Connect」やレクサス向けテレマティクスサービス「G-Link」、日産自動車の「NissanConnect」、ホンダの「インターナビ」といったB2C領域のテレマティクスサービスを中心に成長するものと考えられてきた。しかし、近年急速に進む自動運転車や電気自動車(EV)開発の勢いを受けて、コネクテッドカーは従来のテレマティクスサービスよりも、走行データの収集や解析を中心とするものへと変化しつつあり、消費者の目には見えにくいB2B市場や、研究開発投資の領域で大きく成長しようとしているという。
◎編集部イチ押し関連記事:
» 2020年、ADAS用キーデバイス/コンポーネント世界市場は1兆円超
» 車載用タッチパネル世界市場、2018年に静電容量方式が抵抗膜方式を上回る
» 燃費規制の厳格化を追い風に、車載モータの新たな需要が拡大
これらの動向を踏まえ、矢野経済研究所は、2016年の国内コネクテッドカー関連市場規模を3980億円と推計。その内訳として、B2C市場が712億円、B2B市場が1850億円、研究開発投資が1418億円とした。
さらに矢野経済研究所は、今後従来サービスに加えて、通信ユニット(TCU:Telematics Communication Unit)を搭載したコネクテッドカーが増加するとし、新サービスの拡大や研究開発投資が進むことで、2020年の同市場は1兆円規模に達する見込みだとする。
そして、その勢いは加速し続け、コネクテッドカーの増加、プローブ情報を活用したサービスやクラウドADASのサービスなどの利用拡大が後押しし、2025年の同市場は、2020年の約2倍に当たる2兆円規模になると、矢野経済研究所は予測する。
なお、矢野経済研究所は国内コネクテッドカー関連市場規模の算出に当たり、同市場を下表の16分野に分類し、その概要をまとめている。
◎併せて読みたいお薦めホワイトペーパー:
» いまさら聞けないオルタネータの仕組み
» いまさら聞けないスターターモーターの仕組み
» いまさら聞けない鉛バッテリーの仕組み
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
市場動向(自動車)
この記事の著者
新着ホワイトペーパー PR
-
製品資料
[株式会社 Green AI] 自動車業界には好機 脱炭素×コスト削減×現場改善を実現するエネルギー戦略 -
製品資料
[株式会社 Green AI] 脱炭素投資をすぐ回収したい 自動車業界にも有効なCO2削減アプローチ -
市場調査・トレンド
[スマートジャパン編集部] 「ペロブスカイト太陽電池」の普及戦略が公表 政府が目指すコスト・導入量のロードマップを解説 -
市場調査・トレンド
[スマートジャパン編集部] 導入が加速する再エネ・系統向け蓄電システム コスト・収益性の現状分析 -
技術文書・技術解説
[スマートジャパン編集部] いまさら聞けない「ペロブスカイト太陽電池」の基礎知識と政策動向
関連記事
こんなメディアも見られています
TechFactoryに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
特集
- マテリアルズ・インフォマティクスの動向調査
- 研究・開発職のデジタル活用調査
- 設計・解析業務におけるAI活用
- 3Dプリンタ利用動向調査
- CAD利用動向調査
- つながる工場の現状と課題
- 製造業におけるAI開発および活用の実態
- 設計・製造現場における品質管理
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
EE Times Japan×EDN Japan 統合電子版:製造現場にフィジカルAIをどう実装するか――電子版2026年9月号
-
2
ナフサショックの影響が分かる記事まとめ(Part1)
-
3
スマート工場動向調査2026
-
4
Waymoの自動運転技術に迫る
-
5
半導体装置メーカー 業績まとめ【2027年3月期第1四半期】
-
6
はじめての化学工学まとめ(Part1)
-
7
動き出したファナックの「フィジカルAI」
-
8
ものづくり白書2026を読み解く
-
9
IMUを活用してロボットの位置推定を強化、より高精度なナビゲーションが可能に
-
10
AIエージェント型「フィールドサービス」実践ガイド
TechFactory SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechFactoryをフォロー