矢野経済研究所はカーエレクトロニクスメーカー、半導体メーカー、自動車メーカーを対象に、ADAS用キーデバイス/コンポーネント市場に関する調査を実施。その調査概要を発表した。
先進運転支援システム(ADAS:Advanced Driving Assistant System)とは、車両のフロントやサイド、リアに装着されたセンサーデバイスにより車両の周辺状況を検知し、事故を未然に防ぐシステムのことである。主な運転支援機能として、「LKS(車線維持支援)」や「ACC(前方車両追従)」「AEB(緊急自動ブレーキ)」「TSR(標識認識)」などが知られている。
近年では、日米欧でADAS装着車両が増えつつあり、ADASの実現を支えるキーデバイス/コンポーネント市場も盛り上がりを見せている。
こうした状況を受け、矢野経済研究所はカーエレクトロニクスメーカー、半導体メーカー、自動車メーカーを対象に、ADAS用キーデバイス/コンポーネント市場に関する調査を実施。その調査概要を2016年7月11日に発表した。
なお、同調査におけるADAS用キーデバイス/コンポーネントとは、車両のフロント、サイド、リアに搭載されるミリ波レーダー(76/77GHz)、準ミリ波レーダー(24/25GHz)、ADAS用カメラ、赤外線レーザー、ナイトビジョン、超音波センサーなどを指し、いずれも乗用車および3.5t以下の商用車に搭載されるものを対象とした。
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