東芝機械、超精密立形加工機の非加工時間を6分の1に短縮するシステム：UVMシリーズ向け

東芝機械は、超精密立形加工機「UVM」シリーズ向けの非加工時間短縮システムを開発し、販売を開始した。

[提供：MONOist編集部，TechFactory]

　東芝機械は2018年5月、超精密立形加工機「UVM」シリーズ向けの非加工時間短縮システムを開発し、販売を開始した。起動時や工具交換時の非加工時間を従来の6分の1に短縮する。

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　非加工時間を短縮するため、主軸冷却ジャケットを見直した。冷却システムの主軸熱変位量を30％に低減し、温度調整を効率化した。

　さらに、主軸冷却装置にタンクレス高速加熱・冷却チラーを採用。冷却水温の管理を容易にして主軸温度を一定に保ちやすくすることで、暖機時間の短縮を図った。

超精密立形加工機「UVM」シリーズ 出典：東芝機械

　その他にも、主軸の加減速時間、工具長の測定時間など、いくつかの工程で最適化を図り、非加工時間の短縮につなげている。

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