パナソニック モバイルコミュニケーションズは、物流、製造、小売など屋内現場の利用を想定した小型、軽量の5.0型頑丈ハンドヘルド端末「TOUGHBOOK FZ-T1」を、2018年10月をめどに販売開始する。機能やタフネス性能を抑え、屋内利用できるスマートなデザインの端末がほしいといったニーズに応える。
パナソニック モバイルコミュニケーションズは2018年5月29日、現場利用を前提とした頑丈設計でおなじみの「TOUGHBOOK(タフブック)」シリーズの新ラインアップとして、小型、軽量の5.0型頑丈ハンドヘルド「TOUGHBOOK FZ-T1」(以下、FZ-T1)を開発し、同年10月をめどに販売開始すると発表した。販売価格は8万円程度を予定する。
これに併せ、従来展開してきたモバイルPCタイプのTOUGHBOOKシリーズと、タブレット端末およびハンドヘルド端末で展開してきた「TOUGHPAD(タフパッド)」シリーズのブランドを“TOUGHBOOKシリーズ”に統一し、より一層の認知度向上を図るという。
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同社 代表取締役社長の武藤正樹氏が「FZ-T1によって、新たなニーズに対応する」と述べる通り、FZ-T1は従来製品の「FZ-X1」「FZ-N1」が提供する過酷な屋外環境での利用を前提とした堅牢(けんろう)性や高機能、高性能が不要で、屋内で利用できるスマートなデザインの端末がほしいといった声に応えるもので、屋外ではなく「屋内」の現場利用をターゲットに据えた製品となる。
もちろん、TOUGHBOOKシリーズのウリである頑丈設計のDNAは継承されており、スマートフォンの利便性と業務利用に耐え得る堅牢性を両立。物流、製造、小売現場での業務利用を想定し、バーコードリーダーを搭載する。
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