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IoT活用で多品種少量生産工場における作業進捗見える化と作業改善を支援日立製作所 Lumada

日立製作所は、IoTを活用して製造現場の作業進捗をリアルタイムに見える化する「進捗・稼働監視システム」と、対策優先度の高いボトルネック作業の早期改善を支援する「作業改善支援システム」の提供を2017年7月から開始すると発表した。

» 2017年06月12日 07時00分 公開
[八木沢篤TechFactory]

作業進捗の見える化とボトルネック作業の早期改善をIoT活用で支援

 日立製作所は2017年5月31日、IoTを活用して製造現場の作業進捗(しんちょく)をリアルタイムに見える化する「進捗・稼働監視システム」と、対策優先度の高いボトルネック作業の早期改善を支援する「作業改善支援システム」の提供を同年7月から開始すると発表した。両システムは、同社のIoTプラットフォーム「Lumada」の産業分野向けソリューションコアとして提供され、多品種少量生産工場における生産リードタイムの短縮に貢献するという。

 同社は2016年10月に、情報制御機器およびシステムを多品種少量で設計、製造する大みか事業所において、IoTを活用した高効率生産モデルを確立し、代表製品(電力や社会産業分野向け制御装置)の生産リードタイムを約50%短縮することに成功した。今回発表した両システムは「人、モノ、設備」のうち、最も不確実性の高い「人」が行う作業進捗の見える化と作業改善の支援について、さまざまな製造現場に適用できるよう汎用性を高めて、製品化したものだという。


不確実性の高い「人」のリソースを最大限に活用し、生産性を高める

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