キヤノンITソリューションズは、超高速開発ツール「Web Performer」中核としたIoT向けPoC(Proof of Concept:概念実証)サービスの提供を、2017年3月下旬から開始する。
各産業分野において、「IoT(Internet of Things:モノのインターネット)」を活用した新たなビジネスモデルの創出や、業務改善などを図ろうとする動きが活発化しつつある。製造業においても、工場の見える化による生産性向上や、生産設備の稼働状況を監視することによる予兆保全といったIoT活用に注目が集まっている。このような盛り上がりを背景に、今後センサーなどを搭載したデバイスはさらに増加し、そこから収集されるデータを蓄積するクラウドデータも膨大となり、IoT関連ビジネスのさらなる成長が期待されている。
しかし、こうした期待の一方で、「費用対効果が分からない」「今後の市場性や事業性が読めない」「どのようにIoT導入を進めてよいか分からない」「そもそも人材や体制が整っていない」といった課題により、IoT導入への取り組みが思うように進んでいない企業が多いのも事実である。
» 故障予測アルゴリズムを活用した、生産設備の余寿命推定サービスを実現
» AIを活用した故障予知は課題も多く、緩やかなペースで進展
» 「チョコ停」の要因解析を支援するアプリケーションパッケージ
そこで求められるのが、IoTの有用性を迅速に評価、検証できる仕組みである。キヤノンITソリューションズでは、超高速開発ツール「Web Performer」を中核としたIoT向けPoC(Proof of Concept:概念実証)サービスの提供を2017年3月下旬から開始。センサー選びからデータ収集、データの蓄積環境、データ分析など、企業におけるIoTの評価、検証、本格導入を総合的にプロデュースするワンストップサービスを展開する。
以下に、同PoCサービスのシステム概要図(図1)と、サービス項目(表1)を示す。
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