ソフトバンク・テクノロジーは「Microsoft Azure」「Azure IoT Hub」「Azure SQL Data Warehouse」「Azure Machine Learning」などを組み合わせて、IoTプラットフォームの構築を支援する「IoT構築サービス」の提供を開始した。
社会生活や企業活動に新たな価値をもたらす存在として、大きく期待されている「IoT(Internet of Things)」。既に、道路や橋梁といった社会インフラの管理・監視や工場施設・設備の予防保全、あるいは一般消費者向けの新たなサービスなどに活用するための取り組みが進められている。
国内におけるIoT関連市場は、2014年から2020年まで年平均成長率16.9%で規模を拡大していき、「東京オリンピック・パラリンピック」が開催される2020年には13兆円規模に膨れ上がるといわれている。IoTへの取り組みは、民間企業にとって大きなビジネスチャンスであり、IoTによるスマート社会の実現に向けて官公庁も積極的に支援などを行っている。
とはいえ、さまざまなセンサーやデバイスから集積したビッグデータを“新たな価値”に変換するIoTシステムを一から構築するのは難しい。IoTの波に乗り、ビジネスチャンスをつかもうとする参入企業にとっては、IoTプラットフォームの構築に掛かる時間とコストが悩みの種である。例えば製造業において、工場内のセンサーデータを可視して、解析結果をフィードバックする仕組みを構築しようとした場合、1億円以上の初期投資が必要になる(ソフトバンク・テクノロジー試算)。
こうした状況を受け、ソフトバンク・テクノロジーは2016年3月10日に「Microsoft Azure」と「Microsoft Azure IoT Hub」「Azure SQL Data Warehouse」「Microsoft Power BI」「Azure Machine Learning」などを組み合わせて、IoTプラットフォームの構築を支援する「IoT構築サービス」の提供開始を発表した。
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