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工場のIoT活用を支援するネットワーク基盤を構築、工場外からのデータ活用もネットワンシステムズ/三菱重工エンジン&ターボチャージャ

ネットワンシステムズは、三菱重工エンジン&ターボチャージャの相模原地区第三工場において、IoT活用を可能にするネットワーク基盤を構築した。

» 2016年09月29日 09時00分 公開
[八木沢篤TechFactory]

 ネットワンシステムズは2016年9月23日、三菱重工エンジン&ターボチャージャの相模原地区第三工場において、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)活用を可能にするネットワーク基盤を構築したと発表した。

 三菱重工エンジン&ターボチャージャの相模原地区第三工場は、世界6カ国の生産拠点において、新しい生産技術を開発・展開するマザー工場の役割を担っており、構成部品の切削・研削・検査およびターボチャージャ(燃費向上に寄与する過給機)の組み立てなどを行っている。

 ターボチャージャの内部では、1分間に20万回以上もの回転が発生することから、構成部品には極めて高い精度が求められる。そのため、製造品質向上とトレーサビリティの観点から、製造する各部品の計測データが保存されている。

 三菱重工エンジン&ターボチャージャでは、工場の製造ラインをネットワーク接続することでIoT技術を活用できる基盤を整備し、これら計測データについて、リアルタイムでの収集・ひも付け・分析を実現することで、工場の生産性を向上する仕組みを検討してきたという。

コストと耐障害性のバランスを考慮したネットワーク基盤の設計とは?

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