工場の見える化を実現すべく、IoT導入に大きな期待を寄せる製造業。しかし、現在本格的にIoT導入を進められているのはごく一部である。そうした中、さまざまな課題や障壁を取り除き、月額50万円からのスモールスタートでファクトリーIoT導入を支援するパッケージを、日本システムウエア、PTCジャパン、日本ヒューレット・パッカードの3社が発表した。他のIoT導入支援サービスとの違いはどこにあるのだろうか。
あらゆる産業界において、IoT(Internet of Things)導入に対する期待が高まっている。中でも製造業では“工場の見える化”を実現し、生産性向上や競争力の強化を図ろうとする動きが活発化しつつある。
» 製造業が変わらなければならない「理由」とスマート工場の実現に必要な「視点」
» IIoTが実現する製造業の未来とそのメリット
» 製造業のIoT/AR活用のカギはCADとPLMにあり
» ガラパゴス化しつつある日本の製造業、取り残されるプログラミング言語
» バズワードを抜け出す製造業IoT
しかし、そうした大きな期待に反して、いざ工場のIoT導入を始めるとなると、「どこから始めたらよいか分からない」「投資対効果(ROI)が見えない」「どうやってデータ活用したらよいか分からない」「セキュリティは本当に大丈夫か」といったさまざまな課題にぶつかってしまい、IoT導入が頓挫してしまうケースがよくある。
実は、本格的なIoT導入に踏み切ることができた企業の多くが、小さく始めて、実績を少しずつ積み上げ、プロジェクトを次第に大きくしていくアプローチをとっているという。そもそもIoT導入による効果は、無数に収集されたデータを分析・解析しながら、新たな価値につなげていくことで得られる。そのためには、そのデータが持つ意味やそこから見えてくる課題や仮説というものを、繰り返し検証していく必要がある。いきなりシステムを導入して終わりというわけにはいかず、方向性や得られる価値、そして費用対効果というものを少しずつ見定めていかなければならない。それらが見えてこなければ、本格的なIoT導入やプロジェクトの立ち上げ・進行も難しいため、頭を悩ませている企業が多くいる。
トップダウンでIoT導入を迫られているが、思うように進められない――。そのような製造業に対して、日本システムウエア(以下、NSW)、PTCジャパン(以下、PTC)、日本ヒューレット・パッカード(以下、HPE)の3社は、工場のIoT化(ファクトリーIoT)推進のために必要な「ハードウェア」「ソフトウェア」「サービス」「サポート」を1つのパッケージにした、「ファクトリーIoT スモール・スターター・パッケージ」の提供を2017年2月23日から開始した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
豊富なホワイトペーパーの中から、製品・サービス導入の検討に役立つ技術情報や導入事例などを簡単に入手できます。