日立製作所と同社グループ3社は、監視カメラ、入退室管理システムなどの各種フィジカルセキュリティシステムのデータや、IoT活用における各種センサーデータを一元的に収集、蓄積、分析するための統合プラットフォームを開発した。
日立製作所と、同社グループ会社の日立産業制御ソリューションズ、日立国際電気、日立システムズは2017年3月22日、監視カメラ、入退室管理システムなどの各種フィジカルセキュリティシステムのデータや、IoT(Internet of Things)活用における各種センサーデータを一元的に収集、蓄積、分析するための統合プラットフォームを開発したことを発表した。
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一般的に、監視カメラの映像や各種センサー情報、入退室管理情報などのフィジカルセキュリティデータは、それぞれのシステム内で独立して扱われてきた。そのため、監視や入退室管理業務など、複数システムが導入されることの多い現場では、システム間でのデータ共有ができず、監視情報の分析やオペレーションコストの多重化などの課題が発生していたという。さらに近年、IoT導入が進みつつある中、各種センサーデータを収集、分析し業務効率化や経営課題の解決を行う「デジタルトランスフォーメーション」の実現に向けた要望から、フィジカルセキュリティやIoTシステムの各種センサーデータを「ビッグデータ」として活用しようとする動きも増え始めている。
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