ARMが高精細画像処理や機械学習に適したハイエンドの画像処理プロセッサ「ARM Mali-C72」を発表した。機械学習については既存製品比で「効率性を17%向上」させる。
ARMがモバイル機器における高精細画像処理や機械学習に適したハイエンドの画像処理プロセッサ(ISP:Image Signal Processor)「ARM Mali-C72」を発表した。既存「Mali-C71」と同じくBifrostアーキテクチャを採用するが、演算実行最適化とキャッシュの拡大によって、Mali-C71比でパフォーマンスを1.4倍に向上(同社)させている。
Mali-C71から採用されたBifrostアーキテクチャはGPUの実行モデルを変更し、よりモバイル環境での実効性能を求めたものだ。C72ではタイルバッファメモリを拡大したほか、データパスのバランス調整によって命令の最適化を図り、「エネルギー小売りは25%、面積効率は20%改善」と実装面積と消費電力の双方を削減している。
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