ARMが車載用画像処理プロセッサ「ARM Mali-C71」を発表した。ADAS向けSoCに最適化されており、非常に広いダイナミックレンジを持つ。ISO 26262やASIL-Dといった安全規格にも適合する。
ARMは先進運転支援システム(ADAS)に向けた、車載用画像処理プロセッサ(ISP:Image Signal Processor)「ARM Mali-C71」を発表した。2016年に買収したApicalの技術を用いた同社初の車載向け画像処理プロセッサであり、新たな画像処理プロセッサシリーズ「Mali Camera」の第一号製品でもある。
ADASにおけるカメラの重要性は高まっている。歩行者や障害物など検知するためはもちろん、運転車の状態確認や電子ミラーなどさまざまな用途が想定されており、高級車では10台を超えるカメラが搭載されることになるという予想もある。Mali-C71は車載カメラが一般化しつつある現状に向けてARMが投入する製品だ。
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