ザイリンクスが組み込み機器で機械学習による画像認識を容易に実装する開発環境、「reVISIONスタック」を2017年第2四半期に提供する。
ザイリンクスは2017年3月14日、機械学習による画像認識を組み込み機器で扱うための開発環境「reVISIONスタック」を発表した。2017年第2四半期の提供開始を予定する。
reVISIONスタックは2016年11月に発表されたリコンフィギュアブルな可能アクセラレーションスタックを補完するものと位置付けられており、同社FPGAを用いた機械学習の適用範囲をクラウドやデータセンターのみならず、エッジデバイスにまで拡張する。
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開発ボードとしてはプログラマブルSoC「Zynq」を中核とした「エンベデッドビジョン開発キット」を用い、画像認識の入力となるセンサー(カメラ)についてはソニー「IMX274」やStereoLab「Zed Stereo」など4種類が対応する。このボードにてOpenCVやOpenVX、Caffeなどを用いて開発を行うことになる。発表時点ではTensorFlowやChainerには対応してないが、要望に応じて検討していくとしている。
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