ミック経済研究所は、深層学習を活用したAI(人工知能)による画像認識ソリューションの市場の現状と展望を発表した。
ミック経済研究所は2018年7月30日、深層学習を活用したAI(人工知能)による画像認識ソリューションの市場の現状と展望を発表した。今回の市場予測は、主要ベンダー24社への聞き取り調査および推定値によって市場動向を予測/分析した。
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それによると2017年度の同市場は19億1000万円で、2018年度は対前年比209.5%の39億8200万円、2021年度までには551億円市場になると予測する。市場拡大の背景には、労働力不足をAIの積極的活用によって解消したいと考える事業者が、製造業を中心に非常に多いことがあるという。
分野別では、検品・検査分野の2017年度の売上高は9億6000万円となり、2018年度は18億6500万円、2021年までに236億円市場になると予測する。当分野ではそのほとんどが製造業における実績で、検品、検査工程のスピード化や人件費削減などの費用対効果が分かりやすいところから導入が進んでいる。
マーケティング分野の2017年度の売上高は4億円となり、2018年度は7億2000万円、2021年度までには65億円市場となると予測。多様なソリューションが展開されているが、現状は来店者の属性把握などのソリューションの売上が最も大きい。
測定、観測、探索分野の2017年度の売上高は2億9000万円となり、2018年度は6億3200万円、2021年度までに140億円市場になると予測する。現在は土木インフラや医療分野での活用が多いが、今後は他分野への活用が広がることで市場規模も拡大する。
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