製造業においてAI(機械学習)を利用した予兆保全にかかる期待は大きいが、2017年時点ではまだ実証実験にすぎず、本格的な利用は2019年以降になるとの予測をミック経済研究所が発表した。
製造業においてAIを利用した予知保全に注目が集まっているが、現在はまだ実証実験のレベルであり、市場の立ち上がりは2019年以降になるとの予測をミック経済研究所が発表した。
製造ラインや製造機器の故障を事前に検知する「予知保全」の取り組みは以前から行われており、それは稼働時間測定やしきい値の設定などで行われてきたが、「どこからが要注意であるか」の判断は熟練作業者の経験やノウハウによるところも多かったのが実情である。
そこで注目されたのが、現場から取得される生産データやセンサーデータを収集してAIで分析し、これまで作業者の経験やノウハウで判別されてきた「頃合い」を導き出そうという取り組みである。
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