リンクスは、オールインワンの画像処理ツール「MERLIC」の最新バージョン「MERLIC3」の販売を2017年4月3日から開始した。
リンクスは、オールインワンの画像処理ツール「MERLIC」の最新バージョン「MERLIC3」の販売を2017年4月3日から開始した。
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MERLICは、マシンビジョンソフトウェアベンダーの独MVTec Softwareが開発する画像処理ツール。プログラミングをすることなく、簡単な操作だけで画像処理システムを構築できる。最新バージョンのMERLIC3では、ディープラーニング(深層学習)の導入により、OCR(光学文字認識)機能が強化され、多様なフォントを高精度に認識できるようになったという。さらに、バーコード、QRコードの読み取り性能が大幅に向上し、歪みの強い画像にも対応。処理時間については、OCRが従来の3分の1以下、位置決めで同2分の1以下となり、画像処理が大幅に高速化されている。その他、高ノイズ画像での安定した位置決めが可能となり、操作性の向上も図られているという。
リンクスは、1997年にMVTec Softwareと国内総代理店契約を締結して以来、画像処理ライブラリ「HALCON」やMERLICの国内販売を展開。半導体をはじめとする電気・電子部品、自動車、航空宇宙、金属加工、農業、物流、医療、印刷、小売など、画像処理が必要なさまざまな業界に対して、MERLICを販売していくという。
なお、前バージョンの「MERLIC2」のライセンスを保有するユーザーは無償でMERLIC3を利用できる(MVTec SoftwareのWebサイトからダウンロード)他、45日間利用できる無償体験版も提供されている。
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