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コンテナに入れて輸送しながら自動車ボディーを丸ごと造形できる大型3DプリンタDMS2018

EXTRABOLDは「第29回 設計・製造ソリューション展(DMS2018)」の会場で、ペレット押出機を搭載した超大型3Dプリンタの試作機を参考展示した。将来的には20フィートコンテナの中に納めて、輸送しながら自動車ボディーや建築材料などの大型造形物を出力することが可能になるという。

» 2018年07月05日 07時00分 公開
[八木沢篤TechFactory]

サイズだけではない! マルチマテリアルとスピードにも注目

EXTRABOLDがDMS2018で初披露した超大型3Dプリンタの試作初号機 EXTRABOLDがDMS2018で初披露した超大型3Dプリンタの試作初号機

 EXTRABOLDは2018年6月20〜22日の3日間、東京ビッグサイトで開催された「第29回 設計・製造ソリューション展(DMS2018)」に出展したエス.ラボのブースにおいて、超大型3Dプリンタの試作初号機を参考展示した。

 超大型3Dプリンタの試作機は、外装サイズが1700×2000×2100mmと大きく、展示ブースのほとんどを占有していた。もちろん、超大型3Dプリンタで出力される造形物も巨大(最大造形サイズ:800×1400×1100mm)で、多くの来場者の注目を集めていた。

 ペレット押出機を搭載しており、射出成形などで用いられる粒状のペレットをそのまま利用できる。展示会場では、オレフィン系エラストマーを用いてドラム缶サイズの造形サンプルを出力していた。「今回デモンストレーションで使用したエラストマー以外にもPP、ABS、CFRP複合材など多様な材料に対応する予定だ」とEXTRABOLD 代表取締役 原雄司氏は説明する。また、その大きさだけではなく、造形スピードも注目で、最大吐出量は1時間当たり5kgと高速造形を実現していた。

1時間当たり5kg(最大吐出量)のスピードで造形 1時間当たり5kg(最大吐出量)のスピードで造形

 展示会場で初披露された超大型3Dプリンタの試作初号機のスペックは以下の通りである。

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