ネットワンシステムズがスマート工場における生産性向上を支援する、製造業向けIoTソリューションの提供を開始した。製造業の「つながる」支援から開始し、故障予知などの提供も目指す。
ネットワンシステムズは2018年6月8日、スマート工場における生産性向上を支援する、製造業向けIoTソリューションの提供を開始した。これまでの実証実験や導入支援などで得た知見を元に、導入しやすい体系化されたソリューションとして提案する。
このソリューションは「生産設備をネットワーク化し、現場で生成されるIoTデータを収集・分析する基盤を整備するもの」とその目的が定義されており、具体的には「生産設備のネットワーク接続」「データの収集/管理/分析基盤の整備」「クラウドやデータセンターとの接続」「操業停止を防ぐセキュリティ対策」「統合サービス」を顧客の要望にあわせて組み合わせて提供する。
同社はネットワークサービスをソリューションの形でワンストップ提供するネットワークのスペシャリストであるが、2015年より製造業に向けて、スマート工場の構築支援や制御系ネットワーク整備などを提供している。そのなかで、OT(Operation Technology)に関する知識と経験を蓄えてのサービス提供となる。
「生産現場から“つながる”ことへのリクエストは増加してるが、自社だけでまかなうには課題が多い。ネットワンシステムズではこれまでに培ってきたITとOTの知識と経験、マルチベンダーの強みを生かしてソリューションとして提供していく」(ネットワンシステムズ 市場開発本部長 松本陽一氏)
» 故障予測アルゴリズムを活用した、生産設備の余寿命推定サービスを実現
» AIを活用した故障予知は課題も多く、緩やかなペースで進展
» 「チョコ停」の要因解析を支援するアプリケーションパッケージ
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