東芝デジタルソリューションズは、現場の業務効率化や熟練作業者の技術継承などをAR(拡張現実)で支援するソリューション「Meister AR Suite」の提供を開始した。
東芝デジタルソリューションズは2018年5月、現場の業務効率化や熟練作業者の技術継承などをAR(拡張現実)で支援するソリューション「Meister AR Suite」の提供を開始した。
» 「ゲンバ」がAR普及を加速させる、2018年から急加速
» 「VRから目が離せない」トヨタの語る3Dデータ活用事例
» IoT、3Dプリンタ、ARを設計業務で手軽に活用できる「Creo」がもたらす未来
» 9兆円市場に成長するVR、「本命」用途へ足りない要素
同ソリューションは、タブレット端末で利用できる「ARマニュアル」「ARナビゲーション」と、プログラミングなしでマニュアルなどを作成・編集できる「ARコンテンツジェネレータ」をパッケージ化した。同社のものづくりIoT(モノのインターネット)ソリューション「Meister」シリーズの新製品となる。
ARマニュアルは、作業用タブレットで対象設備を認識すると、作業箇所や手順をARで表示し、音声や動画でガイドする。これにより、経験の少ない作業者が紙のマニュアルを持ち歩かなくても、現場で正しく円滑に作業できる。また、ARナビゲーションは、作業者を安全・確実に施設内の対象設備まで誘導する。
これらのARコンテンツは、プログラミングが不要で直感的なGUI(Graphical User Interface)であるARコンテンツジェネレータにより、ARの専門知識がなくてもPCで簡単に作成・編集できる。テキストや画像、動画などを自由に画面に配置し、画像マーカーで任意の場所にAR表示が可能だ。
ARマニュアル、ARナビゲーションの対応OSはiOS 10以降、対応機種は9.7インチiPad。Android、Windowsは2018年度中に対応予定だ。ARコンテンツジェネレータの対応OSはWindows7およびWindows10となっている。
» 「もっといいクルマ」を目指す、トヨタの3Dデータ活用事例
» PTCはIoTベンダーになったのか? CAD、PLMユーザーに向けたメッセージ
» 「カイゼン」を中心にデータ活用が進む製造業、課題はROIと人材
» デンソーのAIプロジェクトが目指すもの
» 自動車産業の未来予想図 〜変革の時代をどう生きる?〜
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
豊富なホワイトペーパーの中から、製品・サービス導入の検討に役立つ技術情報や導入事例などを簡単に入手できます。