ファナックが製造業向けIoT基盤「FIELD system」の機能強化を実施した。APIやSDKの追加、アプリケーションの改良などにより、見える化や分析に加えて、接続された機器の制御などが可能となった。
ファナックが製造業向けIoT基盤「FIELD system」の機能強化を発表した。APIやSDKの追加、産業用PCでのAI実行を可能とするGPU対応、アプリケーション「iPMA(Production Monitoring & Analysis)」「iZDT(Zero Down Time)」の改良が含まれており、見える化や分析に加えて、接続された機器の制御などが可能となった。
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「FIELD system」はファナックとシスコシステムズ、ロックウェルオートメーション、Preferred Networksの4社が2016年4月に発表した製造業向けIoT基盤で、その後にNTT、NTTコミュニケーションズ、NTTデータの3社が加わり、2017年10月2日に日本国内でのサービスが開始されている。
他のIoT基盤と最も大きく異なるのは「製造の自動化」に特化したことだ。機械が生み出す膨大なデータ量と高速なデータ生成速度に対応すべく、エッジとフォグで処理のほとんどを済ませる「エッジヘビー」の思想が取り入れられている(関連記事:ファナック、稲葉会長が語る「FIELD System」の全容とその狙い)。
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