デンソーウェーブは、新型の水平多関節(スカラ)ロボット「HS-A1シリーズ」の販売を、2017年5月から開始すると発表した。
デンソーウェーブは2017年3月13日、新型の水平多関節(スカラ)ロボット「HS-A1シリーズ」の販売を、同年5月から開始すると発表した。従来機種である「HSシリーズ」の特長を継承しながら、さらなる速度・精度向上が図られているという。
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HS-A1シリーズは、新型コントローラー「RC8A」を採用することでモータ性能を最大限に引き出し、標準サイクルタイム(負荷2kg時、ロボットで高さ25mmまで物を持ち上げ、300mm離れた2点間を往復させるのに必要な時間)を0.29秒まで向上(従来比20%向上)させている。さらに、アームの状態を動的に制御側へ反映することで、アーム先端を短時間で制振し、高速搬送時の振動や残留振動を抑制する。また、従来機種と同様にバリエーションも豊富で、「天吊タイプ」「防塵(じん)防滴タイプ」「クリーンタイプ」「UL仕様(2017年リリース予定)」をラインアップ。HS-A1シリーズは、Z軸ストローク100mm、150mを追加し、さまざまな設置環境での自動化に対応できるという。
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