矢野経済研究所は、3Dプリンタ材料の世界市場に関する調査結果を発表した。
国内における3Dプリンタ市場は、コンシューマー分野を対象にしたローエンド機種の出荷量が伸び悩んでいるものの、産業分野向けのハイエンド機種はモノづくりの現場へ本格的に浸透しつつある。一方、世界市場で見てみるとローエンド機種が出荷台数を伸ばすと同時に、ハイエンド機種も各産業分野や造形サービス事業者での導入が増加しているという。こうした好材料を背景に世界の3Dプリンタ出荷台数は、2013〜2019年までの期間、年平均成長率(CAGR)77.0%で推移し、2019年における出荷台数は215万台になるといわれている(関連記事:産業用3Dプリンタ市場が好調――性能向上、新素材開発がさらなる普及を後押し)。
そして、この勢いとともに伸びているのが「3Dプリンタ材料」市場である。
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