IoTとAI、ビッグデータ時代のソフトウェアテスト(3)
ソフトウェアテストの手法と施策(前編) テストの分類(1/5 ページ)
IoTやAI、ビッグデータなどの概念が身近になった昨今、ソフトウェアテストはその複雑さを増している。そんな時代の中で実行力を持つソフトウェアテストの手法と施策を検証していく。
「ソフトウェアテストは数多くあるが、どれをどのように選ぶのか」
この問題に対する唯一の解は「テストは製品とプロジェクトに依存する」である。つまり製品やプロジェクトに応じてテスト手法を選択し、それらを組み合わせてテストを実施することになる。これは知識と経験、そして勘が必要となる面倒な問題である。今回はこの問題の入口として、ソフトウェアテストの分類を見ていくことにする。
IoTやAIはもはや単体製品ではなく、総合芸術の域に達している。これに対応するソフトウェアテストも総合芸術であり、従来より一層、各種テストを組み合わせて対処していく必要がある。これについては後のお楽しみにしたい。
【連載】IoTとAI、ビッグデータ時代のソフトウェアテスト
ソフトウェアテストを分類する
ソフトウェアテストは大きく分けて、ホワイトボックステストとブラックボックステストに分類される。
ホワイトボックスでは白い箱、つまりプログラムの中身を見てテストをする。ブラックボックスとは黒い箱、つまりプログラムの中身を見ずに仕様書やマニュアルなどのドキュメントを見てテストをする。
ホワイトボックステストはプログラムコードなどを入力とするので、ある程度は機械的にできる。一方、ブラックボックステストは入力が仕様書やマニュアルで、それらは抽象的で曖昧で、ときには矛盾があり(*1)、とても機械的にはテストできない。
*1 仕様書は曖昧であったり、矛盾があってはいけない。曖昧さがなく清く正しい仕様書を作るためには、用語辞書を作り、短文で記述するなどの工夫が必要である。しかし、これをやりすぎるとコストが掛かり過ぎるので、コストと仕様書品質のバランスが重要になる
とあるテスト現場より(1)
A:「ブラックボックステストはやはりブラックなんですか」
B:「まぁ入力が入力だから……ブラックになるな」
A:「完了しない、簡単じゃない、簡便してくれの3Kは真実(まこと)であったのか」
B:「変な言葉を流行らせないでくれ、それにパクリだし」
A:「でもブラックの方がやりがいはありますよね、なんか自分の腕前が試されているっていうか」
B:「そういう訳で君にはホワイトボックステストを頼む」
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IoTとAI、ビッグデータ時代のソフトウェアテスト
言うまでもなくソフトウェアテストは重要だが、IoTやAIなどの新しい概念によってソフトウェア自体の在り方が変わりつつある中、旧来からのテストを踏襲するだけでは成果は得られない。新時代のソフトウェアテストについて、考察する。
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