東芝 ストレージ&デバイスソリューション社は、高解像度パネルに対応した、車載向け映像処理IC「TC90175XBG」を発表した。
東芝 ストレージ&デバイスソリューション社は2016年8月、高解像度パネルに対応した、車載向け映像処理IC「TC90175XBG」を発表した。フルHDパネルへの接続に加え、2枚の液晶パネルへの同時表示を可能にしている。
TC90175XBGは、2画面表示を必要としないアプリケーションを対象にしたICで、フレームメモリを削減している。フレームメモリを搭載した同社の2画面映像処理IC「TC90195XBG」とはピン互換のため、用途に応じてICの置き換えができる。
新製品では、水平1920ドット×垂直1080ラインのフルHD高解像度パネルへの表示に対応し、フルHDとワイドXGAパネルへの同時出力が可能。入力信号を2分割し、2枚のパネルへ同時に表示でき、1920×1080(LVDS出力)と1366×768(LVTTL出力)のパネル表示などに対応する。また、新開発の画質補正回路「エリアアダプティブガンマ補正回路」を内蔵。従来品に比べ、コントラスト感を向上させている。
TC90175XBGは現在、サンプルを出荷中で、2017年上期に量産を開始する予定だ。
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