富士通コンポーネントは、高耐環境性に対応した車載用静電容量方式タッチパネルを開発したと発表した。
富士通コンポーネントは2016年6月、高耐環境性に対応した車載用静電容量方式タッチパネルを開発したと発表した。カーナビなどの車載用タッチパネル向けで、量産開始は同年下期を予定している。
同製品は、透過率と表面硬度に優れた静電容量方式を採用し、従来の抵抗膜方式タッチパネルに比べて軽快な操作性を可能にした。ニーズに合わせたカスタム設計も可能で、位置検出エリアと周辺部の静電方式スイッチを一体化することで、操作部のデザイン性を高めることができる。また、クリック感や凸凹のあるメカニカルなスイッチを実装するため、穴開け加工などのガラス異形加工も可能という。
使用温度範囲は−30℃〜85℃で、パネルサイズは最大10.4インチ。Atmel/Cypressのマイクロコントローラーに対応している。要望に応じ、コントロールICチューニングサポートや必要ドライバソフトウェアのサポートも実施するとした。
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