リコーインダストリアルソリューションズは、部品のピッキングから組み付けまでの作業を自動化する、2D/3D併用型ピッキングシステム「RICOH RL」シリーズを発売した。
リコーインダストリアルソリューションズは2016年3月4日、部品のピッキングから組み付けまでの作業を自動化する、2D/3D併用型ピッキングシステム「RICOH RL」シリーズを発売した。複数台のロボットや人が行っていた作業を、1台のロボットに置き換えることができる。
» IIoTが実現する製造業の未来とそのメリット
» ガラパゴス化しつつある日本の製造業、つながらない設備機器
» ガラパゴス化しつつある日本の製造業、取り残されるプログラミング言語
» パラダイムシフトの時が来た! IIoT時代の生産設備の保守・管理は劇的に変化する
» トヨタが全面採用を決めた「EtherCAT」とは何か
RICOH RLシリーズは、アームロボットに、同社の産業用ステレオカメラ「RICOH SV-M-S1」を搭載。同社独自の3D認識技術とロボット制御技術を組み合わせたことで、10mmサイズ角の小型部品など、さまざまなサイズの部品のピッキングから組み付けまでの自動化を可能にした。
さらに、2D(輝度)の形状認識と3D(視差)の位置計測を自動で切り替えることができる。これにより、部品の正確な位置を素早く計測し、連続ピッキング作業に対応した。また、プリント基板(PCB)への挿入が難しいリードのある電子部品などでも、挿入からはんだ付けまで自動化できる。
価格はオープンとなっている。
» 5分で分かるEtherCAT
» 産業用IoT向け“次世代イーサネット規格”とは?
» 基礎から始める FL-net 入門編
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
豊富なホワイトペーパーの中から、製品・サービス導入の検討に役立つ技術情報や導入事例などを簡単に入手できます。