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はんだ付け作業をロボットで自動化するソリューションKUKA KR AGILUS

KUKAはポーランドのALNEAのロボットをベースにした「はんだ付けソリューション」を発表した。

» 2016年03月11日 08時00分 公開

 KUKAは2016年2月19日、ポーランドのALNEAのロボットをベースにした、はんだ付けソリューションを発表した。

 ALNEAの新しいはんだ付け制御機器は、制御システム「ALNEA-ZEUS」に、国際基準を満たすための改良がなされたもの。はんだ付けプロセスの関連材供給といった全体的なプロセスパラメータを把握し、作業エリア範囲外でのはんだ付けの滴り防止や正確な位置付けをする。

 このシステムをベースにしたKUKAの小型ロボットがKR AGILUSだ。KR AGILUSシリーズの「KR 6 R900 sixx」は、選択的はんだ付けプロセスにおける課題に精密に対応。可搬重量最高6kg、最大到達範囲900mm、再現性誤差±0.03mm以下と、はんだ付けプロセスにおける要件を満たしている。

 KR 6 R900 sixxは、はんだごての動きを制御しつつ、回路基板を固定位置に維持。はんだ付けプロセスの精度を直接的に改善し、欠陥の原因を排除する。さらに、製造時間を約50%削減する。

 ロボットベースの自動化ソリューションにより、選択的はんだ付けプロセスの全パラメータを操作ユニットで監視できる。KUKAのロボットが提供するデータは、全てシステムに蓄積され利用可能で、エラーの大幅削減や生産性の向上に貢献するという。

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