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» 2018年02月02日 07時00分 公開

ITmedia Virtual EXPO 2018 春【メカ設計 EXPO】:ミシュランの描く未来、3Dプリンタで再構築する次世代タイヤ

サンゴの骨格組織のような中空構造を採用したミシュランの次世代コンセプトタイヤ「VISION」。リサイクル素材を材料とした3Dプリント技術で製造することを想定しており、路面と接地するトレッドはオンデマンドで目的地や天候に合わせたものを提供する。「ITmedia Virtual EXPO 2018 春」の講演では、VISIONプロジェクトの取り組みや、ミシュランが推進するデジタルファブリケーション技術の活用事例などを紹介する。

[八木沢篤,TechFactory]

 フランスのタイヤメーカーMichelin(ミシュラン)が研究開発を進める次世代のタイヤ「VISION(ビジョン)」をご存じだろうか。“持続可能なモビリティ”をテーマに、2017年6月に開催された同社主催のグローバルサミット「MOVIN'ON 2017」で発表されたエアレス仕様のコンセプトタイヤだ。

ミシュランが考案した次世代コンセプトタイヤ「VISION」 ミシュランが考案した次世代コンセプトタイヤ「VISION」(出典:ミシュラン)

 特筆すべきは、サンゴの骨格組織のような中空構造を用いたデザイン、「ジェネレーティブデザイン」を採用した形状。従来のホイール部分を含めたタイヤ全体を、生分解性素材を材料とした3Dプリント技術で製造することを想定しており、路面と接地するトレッドは、車両と通信してオンデマンドで目的地や天候に合わせたものを提供する。エアレス仕様のため、パンクやバーストの心配は不要。生分解性素材を採用することで、環境負荷の軽減も図られている。

 YouTubeに公開されているコンセプト映像を見れば一目瞭然だが、車載情報機器に目的地を設定すると、雪が降っていることを知らせてくれ、その天候下の路面に適したトレッドパターンを提案してくれる。ドライバーは途中の専用ステーションに立ち寄り、3Dプリント技術により雪仕様のトレッドパターンをVISIONに印刷し、そのまま雪山へと向かう――。



 このような次世代タイヤの研究は一体どのようにして進められたのか?

 その答えを、「ITmedia Virtual EXPO 2018 春」(会期:2018年2月14日〜3月9日)の【メカ設計 EXPO】[参加無料]で知ることができる。メカ設計 EXPOでは「ミシュランの描く未来、3Dプリンタで再構築する次世代タイヤ」と題し、VISIONプロジェクトのアジア地域代表を務める日本ミシュランタイヤ 研究開発部 シニアインダストリアルデザイナーの野村昌由氏が登壇。VISIONプロジェクトのコンセプトや、これまでの取り組みについて詳しく解説してくれる。

メタルアディティブマニュファクチャリング(金属積層造形)技術を用いて製造された金型 メタルアディティブマニュファクチャリング(金属積層造形)技術を用いて製造された金型(出典:ミシュラン)

 また、デジタルファブリケーション技術の本格活用として、メタルアディティブマニュファクチャリング(金属積層造形)技術を金型製作に活用することで実現した市販タイヤ「MICHELIN Premier LTX(Premier LTX)」の取り組みについても紹介。Premier LTXは、金属積層造形で製作した金型を用いることで、タイヤの摩耗に併せて溝の幅が拡大し、排水性能を確保する機構を実現している。

 次世代のコンセプトだけでなく、デジタルファブリケーション技術を市販製品の開発、製造にも活用しているミシュランの考え、そして「“少し先の当たり前”を創り出す」イノベーションのヒントについて、ITmedia Virtual EXPO 2018 春【メカ設計 EXPO】[参加無料]でご覧いただきたい。

ITmedia Virtual EXPO 2018 春【メカ設計 EXPO】[参加無料]:

ミシュランの描く未来、3D プリンタで再構築する次世代タイヤ
ミシュランが発表した次世代コンセプトタイヤ「VISION」。サンゴの骨格組織のような中空構造を採用したこのタイヤはリサイクル素材を使用しており、車両と通信し、行き先やその日の天気に応じた最適なトレッドをオンデマンドで提供する未来のタイヤ像を提示している。こうした次世代タイヤの研究はいかにして進められたのか。また、同社のデジタルファブリケーションに関する展望なども紹介する。

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