インテルは、東京都内で「インテル・プレスセミナー」を開催。爆発的に増加するデータ量、そしてデータを中心とした変革が進む中、インテルのデータセンターテクノロジーの優位性はどこにあるのか。
インテルは2018年9月27日、東京都内で「インテル・プレスセミナー」を開催し、データセンターテクノロジーに関する最新の取り組みおよび同社の優位性について説明した。
冒頭、インテル 執行役員常務 技術本部 本部長の土岐英秋氏は「“世界にあるデータの約90%が過去2年間で生成されたものだ”という調査結果がある。この数値から、どれほどの勢いでデータが増え続けているかが分かると思う。2025年にはデータ量が現在の10倍に当たる163ZB(ゼタバイト)に到達するといわれている」と述べる。
こうしたデータの爆発的増加の背景には、“テクノロジーの進化”が大きく影響しており、コンピューティングのコストは2012〜2017年の間で約56%下がり、さらにストレージのコストも77%低下しているという。同時に、コンピュータの性能は指数関数的な発展を遂げ、2006〜2017年にかけて41倍も向上しており、「データの量、データを取り扱う環境が大きく変化し、市場が急成長している」と土岐氏は説明する。
ただ、データを中心とした変革の時代へと移り行く中で課題もある。それは「爆発的に増加するデータ量に対して、その中で活用できているデータの割合が1%程度と非常に少ないことだ」(土岐氏)という。
そのため、インテルはデータ中心の時代を支える基盤として、データ活用までサポートできる幅広い技術、製品ポートフォリオを展開する。
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