OKIエンジニアリング
長期間かかっていた樹脂材料・製品の耐候性試験をわずか1日で行う受託サービス
OKIエンジニアリングは、樹脂材料および樹脂製品の耐候性加速試験を1日で行う試験受託サービスを、2018年8月17日から開始すると発表した。
長期間かかっていた耐候性試験がわずか1日に、評価方法も簡易化
OKIエンジニアリングは2018年8月15日、樹脂材料および樹脂製品の耐候性加速試験を1日で行う試験受託サービスを、同年8月17日から開始すると発表した。サービス利用の標準価格は1検体当たり24万円で、年間1000万円の販売目標を掲げる。
同サービスの開始により、樹脂材料の選定などを行う樹脂メーカーや装置開発メーカーは、わずかな試料と1日という短期間で、樹脂材料および樹脂製品の耐候性加速試験の実施が可能となる。
耐候性加速試験を1日で行う試験受託サービス、その内容とは?
耐候性試験とは、自然環境に起因する劣化への耐性を短時間で評価するために、太陽光に近似した人工光源(サンシャインカーボン、キセノンアークランプの2種類の光源)の照射を行い、かつ断続した水の噴射を行う試験である。人工的に太陽光、温度、湿度、降雨などの屋内外条件を再現することにより、劣化を促進させ、いち早く製品および材料の寿命を予測する。
これまでOKIエンジニアリングでは、国内外の規格に対応した耐候性試験の受託サービスを提供してきた。しかし、国内外の規格に準じた耐候性試験を行うには、数週間から数カ月の試験期間が必要で、かつその評価手法も多岐にわたるため、試験期間の短縮と評価方法の簡易化が望まれていた。
そこでOKIエンジニアリングは、試験期間の短縮と評価方法の簡易化を目的に、簡易耐候性試験システムを構築。1mg程度の樹脂試料に紫外線を照射すると同時に、揮発性生成物の発生ガス分析法(EGA-MS)による化学的定量分析を行うことで、わずか1日の試験期間を実現。さらに、試験前後での化学的構造の定量評価によって、紫外線による劣化度合いを簡易的に評価することが可能となった。
顧客は、同サービスを活用することで、材料選定段階で紫外線耐性の結果を短期間で取得できるようになり、完成品においては、従来の規格試験と併せてワンストップで実施することで、より耐候性の高い製品開発が行えるようになるという。
OKIエンジニアリングは、今後も試験技術の向上や設備の充実を図り、あらゆる環境試験および評価に対応し、その範囲を拡大することで、顧客の製品開発、製造、販売を支援するとしている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
製品/サービス(メカ設計)
「3D CAD」「CAE」「3Dプリンタ」「3Dスキャナー」「AR/VRシステム」「設計者向けハードウェア環境」など、メカ設計業務に不可欠な製品・サービスに関する最新情報をお届けします。
この記事の著者
新着ホワイトペーパー PR
-
製品資料
[株式会社 Green AI] 脱炭素投資をすぐ回収したい 自動車業界にも有効なCO2削減アプローチ -
製品資料
[株式会社 Green AI] 自動車業界の脱炭素はなぜ進まない? 実務で直面する“壁”の乗り越え方 -
市場調査・トレンド
[スマートジャパン編集部] 「ペロブスカイト太陽電池」の普及戦略が公表 政府が目指すコスト・導入量のロードマップを解説 -
市場調査・トレンド
[スマートジャパン編集部] 導入が加速する再エネ・系統向け蓄電システム コスト・収益性の現状分析 -
技術文書・技術解説
[スマートジャパン編集部] いまさら聞けない「ペロブスカイト太陽電池」の基礎知識と政策動向
関連記事
こんなメディアも見られています
TechFactoryに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
特集
- マテリアルズ・インフォマティクスの動向調査
- 研究・開発職のデジタル活用調査
- 設計・解析業務におけるAI活用
- 3Dプリンタ利用動向調査
- CAD利用動向調査
- つながる工場の現状と課題
- 製造業におけるAI開発および活用の実態
- 設計・製造現場における品質管理
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
ものづくり白書2026を読み解く
-
2
EE Times Japan×EDN Japan 統合電子版:フィジカルAIが生み出す新たな「設計思想」――電子版2026年8月号
-
3
EE Times Japan×EDN Japan 統合電子版:製造現場にフィジカルAIをどう実装するか――電子版2026年9月号
-
4
プリント基板設計の課題を乗り越えた成功事例集
-
5
Waymoの自動運転技術に迫る
-
6
IMUを活用してロボットの位置推定を強化、より高精度なナビゲーションが可能に
-
7
一時は時価総額トヨタ超え キオクシア2026年度の動向
-
8
CADツールの見直しは本当に必要? 切り替えの理由と効果を7つの質問で検証
-
9
動き出したファナックの「フィジカルAI」
-
10
生産に関する知識の習得だけではNG? ものづくり人材を体系的に育成する秘訣
TechFactory SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechFactoryをフォロー