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アマダ、自社開発の高出力発振器を搭載したファイバーレーザーマシンを発売ENSIS-3015AJ

アマダホールディングスのグループ会社アマダは、自社開発の高出力発振器「ENSIS-9000」「ENSIS-6000」を搭載したファイバーレーザーマシン「ENSIS-3015AJ(9kW・6kW)」を発売した。

» 2018年06月22日 15時00分 公開

 アマダホールディングスは2018年5月、グループ会社のアマダが自社開発の高出力発振器「ENSIS-9000」「ENSIS-6000」を搭載したファイバーレーザーマシン「ENSIS-3015AJ(9kW・6kW)」を同年6月1日に発売すると発表した。価格は、9kWが1億5000万円、6kWが1億2500万円。年間170台の販売を目指す。


 ENSIS-3015AJは、同社独自のビーム制御技術「ENSISテクノロジー」を進化させ、発振器の出力を従来の3kWから6kW、9kWに高めた。これにより、薄板から厚板まで、安定した高速加工が可能になった。

 ENSISテクノロジーは、材質や板厚に応じてレーザー光を最適なビーム形状に制御できる技術で、本機にはオートコリメーション機構を新たに搭載。レーザー光の集光径の可変領域が拡大し、高出力発振器と組み合わせることにより、厚板の高速安定加工、ドロスの低減、ベベルの低減、面粗度の向上といったファイバーレーザーの課題を解決した。従来の自社機と比較し、加工速度が約2.4倍向上した。

 また、ステンレスの切断などに用いる窒素切断において、アシストガスの消費量を大幅に削減する「クリーンファストカット」「イージーファストカット」技術を新たに搭載。独自に開発した非接触式ノズルにより、加工品質を維持したまま低圧でアシストガスを供給できる。

 NC装置には、IoT(モノのインターネット)に対応した「AMNC 3i」を搭載。スマートフォン感覚で操作が可能で、消費電力を含めた稼働実績や加工コストを見える化できる。


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