大きな話題となっている自動運転だが、自動車メーカーだけで実現するものではない。自動車メーカーに部品を提供するサプライヤーもまた、自動運転を視野に入れた取り組みを進めている。ドイツに本拠を構えるティア1サプライヤー、Continental(コンチネンタル)もその1つだ。
製造業のみならず社会的な観点からしても大きなトピックとなっている自動運転だが、それは自動車メーカーだけの取り組みで実現するものではない。エレクトロニクスやIT、通信といった関連業界はもちろんのこと、自動車メーカーに部品を提供するサプライヤーも自動運転を視野に入れた取り組みを進めている。
ドイツに本拠を構えるティア1サプライヤー、Continental(コンチネンタル)もその1つだ。同社は「コンチネンタルタイヤ」で知られるよう、タイヤに強みを持つサプライヤーであるが、近年では買収などによって事業領域を拡張し、ブレーキやパワートレーン関連部品、車両システム、インテリアなど幅広く展開している。
そのコンチネンタルが「人とくるまのテクノロジー展」の開催を控えた2018年5月10日に記者説明会を開催、コンチネンタル・オートモーティブ・ジャパンの最高経営責任者(CEO)であるBert Wolfram氏らが「ティア1サプライヤーの自動運転に向けた取り組み」について説明した。
壇上に立ったBert氏は開口一番に「モビリティは安全でクリーン、インテリジェントでなくてはならない」と全世界で年間130万人が命を落とすという交通事故や都市生活者の増大などといった社会問題に対して、モビリティの観点から貢献することがコンチネンタルの大きな目標であると話す。
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