富士通は、旭酒造および富士通研究所と共同で、富士通研究所が開発した日本酒造りを支援するAI予測モデルを用いた実証実験を実施すると発表した。
富士通は2018年4月、旭酒造および富士通研究所と共同で、富士通研究所が開発した日本酒造りを支援するAI予測モデルを用いた実証実験を実施すると発表した。AIを活用し、旭酒造が製造・販売する日本酒「獺祭(だっさい)」の醸造に取り組む。
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このAI予測モデルは、旭酒造の過去の醸造に関するデータや生物学的プロセスなどの知見を基に、日本酒醸造のプロレスを定義した数理モデルと、獺祭の醸造工程で計測されるデータを用いた機械学習を組み合わせた。これにより醸造プロセスをサポートする情報を算出でき、これを活用することで醸造工程で使用する機器の最適な制御が可能になるという。
実証実験では、実際の醸造工程で同AI予測モデルを適用する。同工程におけるAI予測モデルの妥当性、実用性を検証し、同時に精度向上を目指す。実証実験は、同年4〜6月までを予定している。
富士通らは今後、当実証実験で得られた成果を通じて、高品質かつ均一な日本酒造りに向けた日本酒醸造工程でのAIの実用化を進める。
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