シーメンスは、メカトロニクスシステムモデリング用の統合システムシミュレーションプラットフォーム「Simcenter Amesim」の最新バージョンを発表した。
シーメンスは2018年1月25日、メカトロニクスシステムモデリング用の統合システムシミュレーションプラットフォーム「Simcenter Amesim」の最新バージョンを発表した。システムシミュレーション機能を大幅に強化している。
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旧「LMS Imagine.Lab Amesim」であるSimcenter Amesimは、メカトロニクスシステムの性能を設計サイクル全体にわたって仮想的に評価・最適化できる。アプリケーション指向や各業界に応じた各種ソリューションと、すぐに使用できるマルチフィジックスライブラリを備えている。
最新版では、ユーザーインタフェースの刷新によって操作性が改善した他、モデリングワークフローの最適化により、生産性の向上に寄与する。また、同社の新製品「Simcenter Webapp Server」「Simcenter Embedded Software Designer」を追加し、Simcenterポートフォリオ全体の機能が拡張した。「Simcenter System Synthesis」「Simcenter Sysdm」もバージョンアップしており、システムシミュレーションのアーキテクチャ構築やモデル管理が容易に行える。
Simcenter Amesimは、FMI(Functional mockup interface)およびModelicaに対応し、Simcenterシリーズの他のソリューションやPLMソフトウェア「Teamcenter」との統合、主要なCAE、CAD、制御系ソフトウェアパッケージとも連動できる。
同社では、実路実走行時の排出量予想、バブルトレインや潤滑システムのモデリング、アンダーフードの熱交換器のプレサイジングなどの自動車業界向けの用途を見込む。他に産業機械業界向けには、PLCに接続してフロントローディングでの制御系の検証を行えるツールを実装した。さらに、「Simcenter STAR-CCM+」との併用により、電池や電気モーターの設計などにも対応するとしている。
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