安川電機は、インバータによる設備の見える化および故障予知などを実現するプログラミングツール「DriveWorksEZ」のバージョンアップ版をリリースした。
安川電機は2018年1月24日、インバータによる機械や設備の見える化および故障予知や不具合の検知をするプログラミングツール「DriveWorksEZ(ドライブワークスイージ)」のバージョンアップ版をリリースした。
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今回、新たにリモートI/O機能を追加。同社のインバータ「GA700」が通信マスターになり、スレーブのリモートI/Oを通信で制御することで、他の機器を動作させたり、リモートI/O経由でセンサー信号を取り込める。
モーター速度、電流、トルクなどインバータ内部で得られるデータに加え、外部センサーのデータも取り込み、故障予知の精度を高めた。取得したデータは、モーションフィールドネットワーク「MECHATROLINK」などのネットワークを介して、上位コントローラーにフィードバックできる。また、マスター/スレーブ運転機能も追加。GA700がスレーブインバータを通信で制御し、簡易巻取機やコンベヤーの同期運転などの制御をインバータ2台で構築する。
さらに、DriveWorksEZで作成したプログラムの動作確認をPCのみでシミュレーションできるようにした。通常動作やステップごとの動作が行え、インバータや設備がなくても事前にプログラムの確認・修正が可能となる。
対応機種は、GA700の他に「U1000」「A1000」「V1000」。追加機能の対応機種はGA700のみとなる。インバータ側ソフトウェアは「S1021」以降で、DriveWorksEZバージョンは10.0.1.0以降だ。
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