ARを用いた業務効率化システム「AceReal」を手掛けるサン電子が安川電機と協力し、産業用機械メーカー向けのアフターサービス支援プラットフォームを提供する。
サン電子がスマートグラスを用いた、産業用機械メーカー向けのアフターサービス支援プラットフォームの開発に着手した。産業用ロボット大手の安川電機と協業し、同社が開発中であるAR(Augmented Reality)技術を用いた業務効率化システム「AceReal」の機能をベースに提供する。
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AceRealはサン電子が自社開発するスマートグラス、AR技術、業務支援ソフトウェア、クラウドサービス、コンテンツなどを一括して提供する業務効率化システム。スマートグラスにはイスラエルのLumusが有する光学技術、ARには同じくイスラエルのInfinity ARの技術を用い、サン電子がこれらを統合するソフトウェアやソリューションを手掛ける。現在、製造や医療、教育、アミューズメントなどさまざまな領域に向けての開発が行われている。
ARは眼前に広がる現実世界に映像やデータなどを付加することで現実を“拡張”することを目的とするため、医療や製造、現場作業といった領域での需要増が見込まれており、調査会社の米IDC Wolrd(以下、IDC)は2020年のARヘッドセット出荷台数を1400万台超と予測している。
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