ソニーが2018年1月11日に販売を開始した犬型ロボット「aibo(アイボ)」の“愛らしさ”はどこからくるのか? 製品コンセプト、そしてそのコンセプトを具現化するために工夫した、苦労した設計ポイントをaiboの開発メンバーに聞いた。
企画段階で決定したコンセプトを、最終製品のデザインにどうやって落とし込むかは、設計者の腕の見せ所だろう。特にコンシューマー製品にとってデザインは、機能や性能と同じくらい、そのプロダクトの成功を左右する重要なファクターといえる。
ソニーが2018年1月11日に販売を開始した「aibo(アイボ)」も、製品コンセプトを見事に具現化したプロダクトの1つ。aiboは人に寄り添い、人の愛情の対象となる製品として、「愛らしさ」「躍動感のある表現力」「知的認識」「学習と成長」の4つのコンセプトを基に開発が進められた。このコンセプトの中で、特にデザインと大きく関わるのが、愛らしさ、そして躍動感のある表現力である。
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