おもちゃ好きのエンジニアたちの放課後活動から生まれたソニーのトイ・プラットフォーム「toio(トイオ)」。「ソニーらしい新しい製品を作りたい」という思い、そして同社が長年培ってきたロボットとエンターテインメント技術の融合により生まれたtoioの特長やこれまでの取り組みについて、toioプロジェクトのリーダーを務める田中章愛氏に聞いた。
ソニーらしい新しい製品を作りたい――。
そのような思いを抱いたソニーのエンジニアたちが生み出したのが全く新しいおもちゃ、トイ・プラットフォーム「toio(トイオ)」だ。2017年6月に開催された「東京おもちゃショー2017」で発表されたその製品は、多くのメディアなどにも取り上げられ、数量限定特典付き先行予約の初回限定版も瞬く間にSOLD OUTとなった(同年12月1日から一般販売も行われる)。
なぜこれほど注目を集めているのか? なぜソニーがおもちゃを作ったのか? toioの特長やこれまでの取り組みについて、toioプロジェクトのリーダーである田中章愛氏に聞いた。
※本稿で掲載している「toio」の製品画像は開発段階のものとなりますので、実際の製品版と異なる可能性がございます。あらかじめご了承ください。
本稿は、2017年9月5〜29日に開催予定の「ITmedia Virtual EXPO 2017」の【メカ設計 EXPO 2017 秋】向け映像コンテンツ「エンジニアたちの放課後活動から生まれたソニー『toio』開発秘話」の内容をベースに作成しています。Virtual EXPOの映像コンテンツでは、本稿では紹介し切れなかった話や革新的な製品開発を行うためのヒント、新製品開発に挑戦するエンジニアに向けたエールなどが収録されています。
まずは、toioの特長やコンセプトについて紹介しよう。
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