日立ソリューションズ・クリエイトは、モバイルデバイスを活用して貨物ハンドリング現場での業務効率および管理精度の向上を支援する「貨物ダメージ情報管理ソリューション」の販売開始を発表した。
日立ソリューションズ・クリエイトは2017年8月28日、同社の「モバイルスクエア・プラス」ソリューション群に、モバイルデバイスを活用して貨物ハンドリング現場での業務効率および管理精度の向上を支援する「貨物ダメージ情報管理ソリューション」を追加し、同日から販売を開始したことを発表した(出荷開始は同年10月2日から)。
同ソリューションは、日立製作所のIoTプラットフォーム「Lumada」を活用したユースケースの1つで、関連事業含めて今後3年間で5億円の販売目標を掲げる。
貨物ダメージ情報管理とは、物流における運送および保管の過程で発生する貨物のダメージ状態を管理する業務のことである。運送業者が物流拠点において貨物のダメージ状態を相互確認し、ダメージが発生したタイミングや場所、その状態や程度などを記録として残すことで、破損などのトラブルが発生した際、自社に責任がないことを証明するのに役立てることができる。
これまでの物流業界では、「ツブレ」「ヤブレ」といった用語で貨物のダメージ状態を共有してきたが、現在ではダメージの「程度」が重要視されている。そのため、デジタルカメラを活用した画像による(ダメージの)程度の管理は進歩しているが、撮影画像をバックエンドのPCへ取り込み、それを貨物情報とひも付けるといった煩雑な作業が伴うため、業務効率や管理精度が課題となっていた。
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