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ホリエモン出資のロケットが「スーパーカブ」を目指す理由TechFactory通信 編集後記

インターステラテクノロジズが自社開発した小型観測用ロケット「MOMO」初号機が、2017年7月29日(予定)に打ち上げられる。同社が目指すロケットは、これまでの宇宙開発の常識を破ることができるのか?

» 2017年07月22日 09時00分 公開
[八木沢篤TechFactory]
TechFactory通信 編集後記

この記事は、2017年7月18日発行の「モノづくり総合版 TechFactory通信」に掲載されたTechFactory担当者による編集後記の転載です。

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 インターステラテクノロジズという日本のロケット開発ベンチャーをご存じでしょうか? もしかすると“ホリエモン”こと堀江貴文氏が出資するロケットの会社といった方がピンとくるかもしれません。

 多くのメディアで報じられた通り、インターステラテクノロジズが自社開発した小型観測用ロケット「MOMO」初号機が、2017年7月29日(予定)についに打ち上げられます。堀江氏が宇宙開発事業に注力し始めてから10年以上が経過し、ようやく宇宙空間に大きな一歩を踏み出そうとしているのです。

小型観測用ロケット「MOMO」初号機 小型観測用ロケット「MOMO」初号機(※出典:インターステラテクノロジズ)

 ロケットをはじめとする宇宙開発分野は、これまで国の一大プロジェクトとして、米国であればNASA(米航空宇宙局)、日本であればJAXA(宇宙航空研究開発機構)といった研究開発機関が中心となって進められてきました。国策として行われるよう大型プロジェクトの場合、数千億〜数兆円もの資金が投じられるといいます。

ホリエモン出資のロケットが「スーパーカブ」を目指す理由

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