Looopは、茨城県水戸市にある「春の木ソーラー発電所」に設置された3万枚超の太陽光パネルの点検に、テラドローンの赤外線カメラ搭載ドローンを活用。点検業務の効率化に取り組んだ。
Looopは2017年6月14日、同社ソーラー発電所に設置された太陽光パネルの点検に、テラドローンの赤外線カメラ搭載ドローンを用いたことを発表した。Looopがドローンによる点検を実施したのは初めてとなる。
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今回ドローンによる点検を実施したのは、茨城県水戸市鯉淵(こいぶち)町にある出力8.8MWの「春の木ソーラー発電所」である。約15万平方メートルの敷地に、3万枚を超える太陽光パネルが並ぶ。
2017年4月から施行された改正FIT法で、太陽光発電のO&M(メンテナンス)が義務化されているが、これまでLooopでは携帯型の赤外線カメラを点検作業者が持ち歩き、太陽光パネルを1枚1枚撮影して点検を行っていた。しかし、これでは膨大な作業が発生すると同時に、欠陥などがあるパネルを全て正確に検出することが難しく、点検完了までに12人日もの工数が掛かっていた。
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