伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は、Teledyne DALSAの産業用高性能カメラの取り扱いを開始。データの取り込みから解析までを含めたシステム連携によるIoTソリューションの提供を行うと発表した。
伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は2016年6月27日、Teledyne DALSA社の産業用高性能カメラの取り扱いを開始し、データの取り込みから解析までを含めたシステム連携によるIoTソリューションの提供を行うと発表した。
これまで産業用カメラは、製品外観検査や品質検査など主に製造業の現場で活用されてきた。さらに近年では、IoT(モノのインターネット)市場の拡大に伴い、デジタル画像や映像のさらなる利活用が期待されている。中でも遠赤外線カメラは光源のない環境でもセンシングが可能であるため、プラント設備などの状態監視、セキュリティや介護・見守り市場での応用などが考えられ、今後の需要増加が見込まれている。
CTCは長年カナダに拠点を置くTeledyne DALSAの産業用カメラを組み込んだ製造業向けソリューションを提供。今回、新たな産業用高性能カメラの取り扱いを開始し、カメラや画像取り込み装置であるフレームグラバーの販売、専用ソフトウェアの開発などを含めて、システム全体の設計/構築/保守サポートを行うという。
新たに取り扱いを開始するのは、施設のセキュリティ監視やIoTアプリケーションにおける温度計測用のセンサーとしての利用が期待できる遠赤外線エリアカメラ「Calibir 640シリーズ」、小型・低価格・高耐久性でセンサーとして利用できるエリアカメラの新製品「Genie Nanoシリーズ」、製品検査や鉄道の起動試験などで利用できるラインカメラの新製品「Lineaシリーズ」である。
以下に、新しい産業用高性能カメラシリーズの特長を示す。
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