リコーインダストリアルソリューションズは、画像認識により部品などの組み立て作業を自動でチェックし、欠品や作業ミスを防止する作業支援カメラシステム「RICOH SC-10A」を発表。
リコーインダストリアルソリューションズは2016年4月、画像認識により、部品などの組み立て作業を自動でチェックし、欠品や作業ミスを防止する、作業支援カメラシステム「RICOH SC-10A」を発表した。配膳作業やダブルチェックなどの付帯作業も削減できる。
RICOH SC-10Aは、カメラに画像認識とアプリケーションを内蔵した一体型システムとなる。PCは不要で、内蔵のアプリケーションは、マウス/キーボード/モニターのみで容易にセットアップできる。
さらに、部品のシリアルナンバーや組み立て状態の画像などをSDカードやネットワーク上の共有フォルダに収集し、実績データや画像データとして記録できる。これらのデータは、作業分析やトレーサビリティなどに活用できるという。また、付属のPCソフトウェアを使用すれば、Microsoft Officeで作成された作業指示書データを同システムに最適化した画像データに変換できる。
設置距離は400〜800mmで、設置距離800mmの時に水平600×垂直300mmの視野を確保した。外形は、幅78×高さ73.5×奥行き126.5mmとなっている。同社では、計測器や電子機器など、少量多品種で製造するユーザーを対象に導入を進め、年間600台の販売を目指すとしている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
豊富なホワイトペーパーの中から、製品・サービス導入の検討に役立つ技術情報や導入事例などを簡単に入手できます。